ワインは大きく分けて、4つの種類があります。
まず1つ目は赤や白、ロゼなど発泡ではない普通のワインです。
赤は黒ブドウを皮ごと使用しているので皮の色素がついて赤い色に仕上がり、独特の渋みもあるのです。
赤にはタンニンも含まれていて、その渋みが脂分を洗い流すため肉料理に合うといわれます。
白は、白いブドウの果汁だけを使ったものです。
皮が入っていないので色が薄く、タンニン少ししか含まれていません。
発酵具合によって甘口と辛口ができるので、どちらも楽しむことができます。
甘口はフルーティでマイルドな味わいになり、時間をかけて発酵させた辛口は爽やかな酸味があります。
ロゼというのは黒ブドウを皮ごと使って工程途中で皮を抜いて作るものと黒ブドウの果汁だけを使って作るもの、それに黒ブドウと白ブドウの両方を使う物の3種類あり、味は甘口から辛口まで豊富です。
2つ目はスパークリングで、シュワシュワと泡が出ているワインです。
フランスのシャンパーニュ地方で作られるシャンパンはじめ、同じフランスのシャンパーニュ以外の地域で作られるクレマンやイタリアが生産地のスプマンテなどがあります。
3つ目はフォーティファイドといわれるもので、製造過程でブランデーをなどを追加して味にコクが出て保存期間を長くすることができて、アルコール度が18度前後になります。
普通のワインは12度前後ですが、40度以上のアルコールを添加するので18度前後にまで上がるのです。
アルコール度が一定量より高くなると、酵母の効き目がなくなって発酵が止まってしまいます。
発酵とともに糖が分解されるのですが、発酵が止まると唐の分解も止まるので糖分が残ったままになります。
そのことを活用してあやめにアルコールを足せば多く糖分が残って甘口に、逆に発酵後の遅いタイミングで足せば辛口のワインが出来上がります。
最後の4つ目はフレーヴァードワインで、果物やハーブ、スパイスなどを加えたものです。
オレンジやレモン果汁を加えたサングリアは、見た目が鮮やかでフルーティーな味と香りがします。
白にハーブや15種類のスパイスを入れたヴェルモットは甘口と辛口があり、松脂で風味付けをしているギリシャで伝統のレッチーナは風味が強い料理にも負けない独特の風味と味わいがあります。
これらのように原料のブドウの品種や使いかた、製法によって種類があるのです。
そして同じ種類でも産地によってそれぞれ銘柄があり、味わいも風味も異なります。